Bushnell TRS-25は、実銃用ブランドが手掛けるT1タイプのドットサイトです。この記事では、国産のNOVEL ARMS COMBAT AIM T1と並べて、サバゲーで選ぶときの違いを整理します。
Bushnell TRS-25と COMBAT AIM T1の要点まとめ
- サイズは、Bushnell TRS-25が一回り小さく、重さも9g軽い
- 視界の広さは、対物レンズが大きいCOMBAT AIM T1が若干有利
- ドットは、COMBAT AIM T1が4M.O.A.、Bushnell TRS-25が3M.O.A.
- 付属品は、キルフラッシュが付くCOMBAT AIM T1がサバゲー向け
- マウントの付け外しは、Bushnell TRS-25が簡単。レール固定はCOMBAT AIM T1が楽
人気 ドットサイト T1タイプの徹底比較
NOVEL ARMS COMBAT AIM T1 vs Bushnell TRS-25
サバゲーマーにとって、アサルトライフルなど長物エアガンをメインウェポンをとして購入した後、大抵の場合次に通る道が ドットサイト 選びではないだろうか。勿論、アイアンサイトが見やすいというプレーヤーもいるのは事実だが、 ドットサイト を載せた方がサイティングしやすいという意見が大半であろう。電動ガンにはせっかくレールが付いているのだから、自身の愛銃のドレスアップも兼ねて何か取り付けたいという衝動にかられるのもよくあること。
Bushnellのような実銃用ブランドが、サバゲー用の光学機器としても注目されています。そのため、国産メーカーとの比較は、購入前の大切な材料になります。また、見た目だけでなく、取り付けや付属品の違いも見ておきたいところです。
ノンブランド品で起きがちな失敗
これは何もビギナーに限ったことではなく、2本目3本目とエアガンが増えていくと、光学機器は何を載せるかという悩みが常につきまとうもの。そしてサバゲーに慣れれば慣れるほどノンブランドの当たり外れの罠にハマっているサバゲーマーも多いのではないだろうか。調整幅が少なく弾道にドットを合わせられなかったり、光源が弱くて昼間のアウトドアでは使えなかったり…という経験をしたことがある人は少なからずいると思う。
ノンブランド品の失敗は、ドットのズレと暗さに集約されます。たとえば、調整幅が足りないと、愛銃の弾道に合わせられません。一方、実績のあるブランドなら、そうした心配は大きく減ります。
実物とレプリカの間にある選択肢
ここで、実物ドットサイトを買うという選択肢も出てくるわけだが、実物は大抵の電動ガンより高価でまさに高嶺の花。やはりレプリカを買うしかないのかと、肩を落とすなかれ。ここ数年においては、レプリカというより、実物モデルをベースに独自開発し、比較的安価(レプリカに比べると高いが)ながらも実物ドットサイト並みの精度、耐久性を備えるハイレベルなドットサイトが出てきている。
今回の比較対象と、見るポイント
今回はそんなサバゲーにおけるドットサイトの中でも、国内メーカーではサバゲーマーの間で断トツの知名度を誇るNOVEL ARMSと海外の実銃用のドットサイト・スコープメーカーであるBushnellの製品を比較したいと思う。
比較対象とするのは、それぞれMicro T1/T2を模した製品、NOVEL ARMSの「COMBAT AIM T1」とBushnellの「TRS-25」だ。
比較の軸は、サイズ、レンズ、ドット、付属品の4点です。まず、数値で分かる差を確認します。次に、実際の見え方や使い勝手の違いを整理します。
基本スペック
NOVEL ARMS COMBAT AIM T1
重量:177g(ハイマウント含む)
全長:68mm
対物レンズ直径:22mm
対眼レンズ直径:16mm
レール上部からレンズ中央までの高さ:約42mm(ハイマウント含む)
ドットサイズ:4M.O.A.
照度調整:11段階
使用電池:CR2032
ORGA Webshopでの販売価格:14,980 円(税込)
Bushnell TRS-25
重量:168g(ハイマウント含む)
全長:63mm
対物レンズ直径:20mm
対眼レンズ直径:14mm
レール上部からレンズ中央までの高さ:約42mm(ハイマウント含む)
ドットサイズ:3M.O.A.
照度調整:11段階
使用電池:CR2032
ORGA Webshopでの販売価格:16,800 円(税込)
数値で見る Bushnell TRS-25との差
| 項目 | NOVEL ARMS COMBAT AIM T1 | Bushnell TRS-25 | 差 |
|---|---|---|---|
| 重量(ハイマウント含む) | 177g | 168g | 9g |
| 全長 | 68mm | 63mm | 5mm |
| 対物レンズ直径 | 22mm | 20mm | 2mm |
| 対眼レンズ直径 | 16mm | 14mm | 2mm |
| ドットサイズ | 4M.O.A. | 3M.O.A. | 1M.O.A. |
| ORGA Webshopでの販売価格(掲載当時・税込) | 14,980円 | 16,800円 | 1,820円 |
どちらもT1タイプのドットサイトということもあり非常にコンパクトで軽いが、TRS-25の方が一回り小さい印象。レールからレンズまでの高さはどちらも同じなので使用感の差はないだろう。ただし、レンズ直径の分レンズを通した視界は若干COMBAT AIM T1の方が広い。実際、ドットサイトはレンズを覗かない左目も開いて使用するため、あまりレンズ視界の差は影響が少ないので基本的なスペックでは両者に大きな差はないと言える。
「TOYGUN USE ONLY」でも、Bushnell と耐久性は近い?
また、COMBAT AIM T1は「TOYGUN USE ONLY」との表記が箱にあるが、海外などではNOVEL ARMS製品を実銃で使用しているユーザーもおり、耐久性は大差ないとみてよいだろう。
照度調整スイッチの位置
外観上の大きな違いは照度調整のスイッチが真横につくか斜め上につくかといった点。スイッチはどちらも薄く作られているので視界の邪魔にならず、また位置の差による操作性の良し悪しも特には感じられない。
照度調整段階数や使用電池は共に同じである。
照度が11段階あれば、屋外の昼間でも、薄暗い屋内フィールドでも使い分けやすくなります。特に、日差しの強い日は明るい段階が欠かせません。なお、使用電池のCR2032は、どちらも同じです。

左がNOVEL ARMS COMBAT AIM T1、右がBushnell TRS-25
撮影された写真を見ても、全体のサイズ感は近く、並べて初めて差が分かるレベルです。ただし、TRS-25は一回り小さく、レールの上でもすっきり収まります。
レティクル
RED DOTとなり、ドットは滲みなどもなくどちらも美しい円形だ。ドットの大きさがCOMBAT AIM T1が4M.O.A.に対しTRS-25は3M.O.Aと若干小さい。M.O.A.とは照準器におけるドットの大きさを表現するのに使われるが実際は角度の単位で、100ヤード(91.44m)先で1インチ(25.4mm)の高さとなる角度を1M.O.A.とする。サバゲーでの交戦距離は最大でも50m程度と考えると、COMBAT AIM T1のドットは50m先で55.2mm、TRS-25で41.4mmとなる。ドットの大きさは2~4M.O.A.が一般的には使いやすい大きさとなるので、どちらも標準的なサイズと言え、ここは好み次第で選ぶと良いといったところ。
ドット位置の調整幅はどちらも必要充分な量を備える。
距離別に計算すると、イメージしやすくなります。1M.O.A.は、10m先で約2.8mm、30m先で約8.3mmです。したがって、4M.O.A.なら30m先で約33mm、3M.O.A.なら約25mmになります。
ドットの見え方を写真で比較

左がNOVEL ARMS COMBAT AIM T1、右がBushnell TRS-25。ドットの大きさ比較のためレティクルに焦点を合わせて撮影している。実際はもっと視界が広くドットは小さく見えるため肉眼時とは見え方が異なります。
ドットが大きいほど、素早く目で捉えられます。一方、小さいほど、遠くの小さな標的に合わせやすくなります。たとえば、屋内の近距離戦ではCOMBAT AIM T1の4M.O.A.が見つけやすく、屋外の中距離戦ではBushnell TRS-25の3M.O.A.が有利です。
視界の広さを写真で比較

視界の広さ比較。ドットサイトに焦点を合わせているためドットが大きく映っているが、実際はドットは小さく肉眼時とは見え方が異なります。
視界の広さは、レンズ径の差がそのまま表れます。ただし、両目を開けて使うドットサイトでは、この差を意識する場面は少なめです。実際、見落としにくさは、ドットの見つけやすさの方が効いてきます。
レンズ
どちらも対物レンズに綺麗なルビーカラーのマルチコーティングが施されている。対眼レンズから覗いた感じは透明度はどちらも高いが、TR-25が自然な色合いになのに対し、COMBAT AIM T1では若干であるが少し青みがかった色合いとなっている。とはいえ、安いレプリカ品と比べればまるで気にならないくらいの感覚である。
ルビーカラーのコーティングは、反射光を抑えて、ドットを見やすくする役目があります。そのため、屋外の強い光の下でも、ドットがにじみにくくなります。また、色合いの差は、並べて見比べるまで気づかない程度です。
発光モジュールの出っ張り
両者に差がある点でいうと、発光モジュールの出っ張り方に違いがある。レンズ内に映りこむドットを作り出す発光モジュールがTRS-25では目立たないよう背が低く抑えられているが、COMBAT AIM T1では少し高めで若干視界に入り込む。ドットに焦点を合わせてしまえば全く気にならない要素ではあるが、レンズ径を取るか、出っ張りの大小を取るかで好みが別れるかもしれない。

左がNOVEL ARMS COMBAT AIM T1、右がBushnell TRS-25。非常にわずかな差であるが、COMBAT AIM T1は若干青みがかっている。比較しないとわからないレベルである。
発光モジュールの高さは、構えたときの視界に影響します。例えば、背の低いTRS-25は、レンズ周りがすっきり見えます。一方、COMBAT AIM T1は、その分レンズが大きく、視界が広めです。
付属品
付属品には、エアソフト用なのか実銃用なのかで用途に合わせた違いが見られる。
マウントの付け替えやすさ
まずはマウントだが、COMBAT AIM T1はマウントをハイマウントとローマウントで付け替えることができるが、必ずマウントが必要となる。対してTRS-25は本体のみでレールへの取り付けが可能な造りとなっており、ハイマウント時のみ付属の追加マウントを使用する形となる。COMBAT AIM T1はマウントの交換に専用の特殊レンチで4本のネジを使用するので少々手間がかかる。TRS-25は標準的な六角レンチでネジ1本でマウントの付け外しが可能だ。
マウントの扱いやすさは、買った後の満足度に直結します。たとえば、サバゲー前に高さを変えたいときは、TRS-25の方が工具の手間が少なくて済みます。そのため、頻繁に載せ替える人は、この点に注目してください。
レールへの固定方法
だがエアガンのレールへのハイマウントの固定は逆にCOMBAT AIM T1が楽で、QDレバーでワンタッチの脱着が可能。TRS-25は大型六角ネジとなっているので、レールへの固定をしっかりするにはレンチなど工具が必要だ。
レールへの固定は、COMBAT AIM T1のQDレバーが便利です。例えば、移動中だけ外して持ち運ぶ、といった使い方ができます。ただし、ワンタッチで外せるぶん、ゲーム前に固定の締まり具合を確かめておきましょう。
キルフラッシュとレンズ保護
また、マウント以外でいうと、COMBAT AIM T1はサバゲーでの使用を考慮して、レンズの被弾防止にも役立つキルフラッシュが付属する。対物レンズ側の外装内側にねじ山が切られているため、クルクルと回してはめ込み見た目に違和感なく装着できる。
対してTRS-25は実銃用ということもあってかレンズ保護の付属品などは入っておらず、実際にサバゲーで使用するには何かポリカ板などを取り付けるなどしてレンズの割れ防止策を練ったほうがよさそうだ。
レンズが割れてしまうと、せっかくの光学機器も使えなくなります。そのため、TRS-25を使うなら、ポリカ板などで前面を守る工夫が欠かせません。なお、キルフラッシュ付きのCOMBAT AIM T1は、その手間を省けます。
運搬時の保護用レンズキャップはどちらにも付属している。
レンズキャップは、フィールドへの移動中にレンズを傷から守ります。また、使わないときに付けておけば、ドットの電池消耗を気にせず保管できます。
付属品とマウントの違いを、表にまとめます。まず、サバゲー向けの装備を見ると、COMBAT AIM T1が一歩リードしています。
| 項目 | NOVEL ARMS COMBAT AIM T1 | Bushnell TRS-25 |
|---|---|---|
| マウントの交換 | 専用の特殊レンチでネジ4本 | 標準の六角レンチでネジ1本 |
| レールへの固定 | QDレバーでワンタッチ | 大型六角ネジと工具が必要 |
| レンズ保護 | キルフラッシュが付属 | 付属なし(保護策が必要) |
| レンズキャップ | 付属 | 付属 |
結論:どちらを選ぶ?
ここまで比較を行ってきたが、価格帯も同じでドットサイトとして性能差はそこまで大きくないため、マウントの構造や付属品、そして最後はブランドや外観などの好みが選択の鍵となりそうだ。サバゲーでの利便性を第一に考えられたNOVEL ARMS COMBAT AIM T1を選ぶか、実銃用ブランドとしての硬派なイメージでBushnell TRS-25を選ぶか、是非自分に合うドットサイトをチョイスしてみて欲しい。
選ぶときは、使うフィールドと手入れの手間を想像すると決めやすくなります。例えば、屋外戦が中心でレンズ保護も重視するなら、COMBAT AIM T1が合います。一方、軽さと小ささを優先する人は、TRS-25を検討してください。
- レンズ保護まで一式でそろえたいなら、COMBAT AIM T1
- 小型軽量で、実銃用ブランドの雰囲気が好みなら、Bushnell TRS-25
- ドットの見つけやすさを重視するなら、4M.O.A.のCOMBAT AIM T1
- 遠くを狙う機会が多いなら、3M.O.A.のBushnell TRS-25
光学機器比較レビュー一覧
Bushnell TRS-25に関するよくある質問(Q&A)
Q. Bushnell TRS-25とは、どんなドットサイトですか?
実銃用ドットサイト・スコープメーカーのBushnellが手掛けるT1タイプです。ドットは3M.O.A.で、重量168g(ハイマウント含む)と軽量です。
Q. Bushnell TRS-25とCOMBAT AIM T1は、どちらが小さいですか?
TRS-25です。全長は63mmで、COMBAT AIM T1の68mmより5mm短くなります。また、重量も9g軽いです。
Q. Bushnell TRS-25のドットサイズは、どれくらいですか?
3M.O.A.です。そのため、50m先でのドットの大きさは約41mmになります。COMBAT AIM T1の4M.O.A.より、やや小さく見えます。
Q. Bushnell TRS-25には、キルフラッシュが付きますか?
記事の執筆時点では、レンズ保護の付属品は入っていませんでした。したがって、サバゲーで使うならポリカ板などで保護する工夫が必要です。
Q. Bushnell TRS-25のマウントは、工具が必要ですか?
必要です。マウントの付け外しは標準的な六角レンチでネジ1本、レールへの固定は大型六角ネジを締めます。一方、COMBAT AIM T1はQDレバーでワンタッチです。
Q. COMBAT AIM T1は、サバゲー向きといえますか?
はい。レンズの被弾防止に役立つキルフラッシュが付属し、QDレバーで脱着できます。そのため、サバゲーでの使い勝手を意識した造りです。
Q. Bushnell TRS-25と COMBAT AIM T1の、照度調整は同じですか?
同じ11段階です。ただし、スイッチの位置が違います。COMBAT AIM T1は真横、TRS-25は斜め上に付きます。
Q. Bushnell TRS-25の価格は、COMBAT AIM T1と比べて高いですか?
掲載当時のORGA Webshopでは、TRS-25が16,800円、COMBAT AIM T1が14,980円(いずれも税込)でした。現在の価格は商品ページで確認してください。







